GMO BtoB早払いは、GMOペイメントゲートウェイが提供するファクタリングサービスです。
法人利用者を対象としており、たとえば以下のような経営者の方におすすめです。
- 手数料をとにかく抑えたい
- 安心できる有名企業を利用したい
- 高額の売掛債権に対応してほしい
ファクタリングで買取会社自体の信頼感や知名度を重視する方は、大手企業の提供するGMO BtoB早払いを選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
サービスを利用するには公式サイトの専用フォームへ入力し、審査を受ける必要があります。
事前にGMO BtoB早払いのメリットやデメリットを知りたいという方は、このページのまとめ情報も参考にしてみてください。

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GMO BtoB早払いの特徴まとめ
会社名 | GMOペイメントゲートウェイ株式会社 |
---|---|
2社間ファクタリング可否 | 可 |
2社間ファクタリング手数料 | 1.0~10.0% |
3社間ファクタリング可否 | 可 |
3社間ファクタリング手数料 | 1.0~10.0% |
事務手数料の有無 | 非開示 |
資金化までの期間 |
最短4営業日 (2回目以降は最短2営業日) |
最低取り扱い額 |
300万円 (継続利用の場合は1回あたり100万円) |
最高取り扱い額 | 1億円 |
GMO BtoB早払いは個人事業主でも利用できる?
GMO BtoB早払いは、企業間取引きで発生する売掛債権を買い取り、現金化してくれるファクタリングサービスです。
対象は法人化した企業となっており、以下のいずれのケースでも個人事業主が関わる取引きには利用することができません。
- 個人事業主が売掛先(買い手)で法人が売り手
- 売り手も買い手も個人事業主
- 個人事業主が売り手で法人が売掛先(買い手)
ポイントは、取引先(買い手)が個人事業主の場合も利用できない点です。
売り手側が個人事業主の場合、「法人のように債権譲渡登記(売掛債権が譲渡されたことを証明する登記)ができない」ことを理由に、契約を断るファクタリング会社は多く存在します。
しかしGMO BtoB早払いは、原則的に売掛債権などの譲渡担保を登記しておらず、債権譲渡登記の可否が断る理由ではないようです。
個人事業主が関わる売掛金の買い取りを断る理由については、明示されていません。
そのため、仮に長年の取引実績で信頼できる(未回収のリスクが低い)相手であっても、売掛先が個人事業主という時点でファクタリングを申し込むことは不可能です。
GMO BtoB早払い契約までの流れ
GMO BtoB早払いの契約までの特徴は、審査が2段階に分かれていることです。
初回はサービスを利用するための申し込み・審査が終わった後に、改めてファクタリングを利用するための審査を申し込まなければなりません。
2段階の審査は、いずれも公式サイトの専用申し込みフォームや問い合わせフォームから行います。
初めてGMO BtoB早払いを利用する方の、契約の主な流れは以下のとおりです。
- GMO BtoB早払いに利用申し込み
- 審査
- 条件などの打ち合わせ
- サービスの利用契約
- 売掛債権の買取申し込み
- 買取の可否を通知
- ファクタリングの契約
- 買取実行・入金
GMO BtoB早払いの審査は、『利用審査』と『買取実行』の2段階となっており、リピーターは2回目以降の利用申し込みや審査を『買取実行』のみで済ませることができます。
『利用審査』では申込者の経営状況や信用情報などが調査・審査され、GMO BtoB早払いのサービスを利用できるかどうかが決定します。
実際にファクタリングを依頼するには、2段階目の『買取実行』で売掛債権ひとつひとつの審査を受けなければなりません。
どちらの審査も、結果が通知されるまでそれぞれ2営業日ほどかかります。
また、利用審査に通過した後は改めて公式ホームページより買取実行の申し込みをしなければならないため、初回は最短でも現金化まで4日かかります。
GMO BtoB早払いの契約で必要な書類
上記のとおり、GMO BtoB早払いは申し込みと審査が『利用審査』と『買取実行』の2回存在します。
段階によって提出する必要書類は異なり、各申し込みには以下の書類が必要です。
- 決算書2期分
- 試算表
- 買主の審査依頼書
- 取引基本契約書
買主の審査依頼書はGMO BtoB早払い独自のフォーマットで作成されており、問い合わせ後に送付されたものを使用します。
- 見積書
- 発注書
- 請求書
- 納品確認書(検収書)
その他、取引先の信用情報審査のための情報が不十分な場合は、追加で取引関連の書類等が必要となる場合もあります。

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GMO BtoB早払いのメリット・デメリット
GMO BtoB早払いは、GMOインターネットグループ傘下であるGMOペイメントゲートウェイが提供するサービスです。
大手ゆえの安心感があると同時に、大手ゆえに一部の経営者にとっては使い勝手の悪さを感じることもあります。
この項目では、具体的にGMO BtoB早払いのメリット・デメリットをご紹介します。
GMO BtoB早払いのメリット
GMO BtoB早払いの利用には、以下のようなメリットがあげられます。
- 資金力のある大手で安心
- 手数料が安い
- 継続利用で手数料が優遇される
- 2回目以降は手続きが簡易化
サービス提供会社が東証一部上場企業の巨大企業傘下にあるため、資金力が期待できます。
買い取り可能金額も上限1億に設定されており、建設業や運送業など、一度に高額な売掛金が発生しやすい会社を経営者する方に最適です。
手数料も安く、「業界最安値レベル」を自称する同業他社と比べても、半額以下になる場合があります。
さらに継続利用する場合は手数料が優遇され、都度利用の場合は1.5%からですが、継続利用の場合は1.0%からになります。
初回利用で最初の利用審査に一度通過すると、2回目以降は取引き先や売掛債権の審査のみに簡略化されるため、改めて自社の審査を受ける必要はありません。
2回目以降は、最短で2営業日以内に現金化できるようになります。
GMO BtoB早払いのデメリット
安い手数料で1億円までの売掛債権買取を引き受けてくれる点は、大手の強みです。
一方で、大手ゆえに融通がききにくい面も多く、以下のようなデメリットがあります。
- 2段階申し込みが面倒
- 初回申し込みから現金化まで日数がかかる
- 審査が厳しい
- 少額には対応していない
- 個人事業主との取引きには対応していない
初回利用の際、最初の審査に通過してから改めて売掛債権の買取申し込みを行わなくてはならず、最低でも2回は公式サイトの専用フォームへ入力する手間が発生します。
1日でも早い現金化を希望する経営者には、GMO BtoB早払いは不向きでしょう。
また、大手ゆえに審査が厳しく、少額利用や個人事業主との取引きに非対応な点も、デメリットになり得ます。
実際に税金滞納を理由に利用を断られた方の口コミもあり、赤字経営など不安な要素がひとつでもあれば、利用審査の段階で落ちる可能性が高くなります。
※最短数時間で審査終了
GMO BtoB早払いの評判は良い?口コミ情報
大手特有の安心感と厳しさをあわせ持つGMO BtoB早払いの、実際の評判について調べてみました。
既に利用した方や審査申し込みをした方の口コミでは、以下のような声がありました。
- 他社より手数料が安かった
- 大手なので詐欺の心配がなくて安心できた
- 現金化まで1週間近くかかった
- 高額取引き以外には使えない
- 税金滞納を理由に利用審査で落ちた
良い口コミでは、やはり手数料の安さや大手企業の安心感をあげる声が大半でした。
近年はファクタリングの認識度が上がり、サービス会社を装った詐欺も多いため、安心して利用できるブランド力に魅力を感じる方は多いようです。
一方で、使い勝手の良さはイマイチだと思う声も少ないとは言えず、現金化を急ぐ方や少額の売掛債権を持つ方にはおすすめできません。
審査も独自の基準で行われているため、他社でファクタリングを利用したことのある会社でも、利用を断られる可能性があります。
GMO BtoB早払いのおすすめポイントまとめ
大手企業が提供するGMO BtoB早払いは、業界最安値レベルの手数料で高額の売掛債権を買い取ってくれる資金力を持っています。
独自の審査基準は厳しいと評判ですが、「安い手数料で現金化できればラッキー」程度の軽い気持ちで、審査基準の緩い他社と同時申し込みを試してはいかがでしょうか。
GMO BtoB早払いにのみ利用申し込みする場合は、他社よりも審査日数がかかる点に注意し、計画的に手続きを進めましょう。