「ゴールドカードを持ちたい」「ETCカードを持ちたい」という2つの要素を併せ持っているのがJCB ETC法人カード(ゴールド)です。
他のカードと比較し、審査内容やメリットにどんな違いがあるのか見ていきましょう。
カードのポイント
JCB ETC法人カード(ゴールド)は、JCBのクレジット機能とETCカードの両方を併せ持つゴールドカードです。
ポイント型の特典とETCスルーカード機能が一体化しているだけではなく、JCBゴールドカードの特典が更に加えられました。
JCB ETC法人カード(ゴールド)にどのような特徴があるのか見ていきましょう。
カード名 | JCB ETC法人カード(ゴールド) |
---|---|
申込対象者 | 個人事業主や法人 |
入会金 | 初年度無料 |
年会費 | 10,000円 |
限度額 | 50万円~250万円 |
支払いサイクル | 翌月10日 |
旅行損害保険 | 海外最高1億円、国内最高5,000万円 |
ショッピング保険 | 海外国内ともに最高500万円 |
住所 | 東京都港区南青山5-1-22 青山ライズスクエア |
金融機関名 | JCB |
通常は10,000円の入会金を支払わなければならないものの、オンラインでの申し込みであれば初年度に限り無料となるのでお得です。
個人事業主でも作れる?
JCB ETC法人カード(ゴールド)は法人専用のクレジットカードではなく、個人事業主でも申し込んで作ることができます。
一般のJCB ETC法人カードと比較してみると審査が厳しく、個人事業主は法人よりも不利と言わざるを得ません。
しかし、申し込みが不可能というわけではありませんし、経営者や個人事業主専用のETC機能を兼ね備えた法人カードなのです。
特典
以下では、JCB ETC法人カード(ゴールド)にどのような特典があるのかまとめてみました。
- 法人ゴールドとETCカードが一体化しており、有料道路の料金所をスムーズにキャッシュレスで通過可能
- ゴールドカードの方が50万円~250万円と限度額が高めに設定されている
- ポイントの対象に制限がなく、利用額に応じてOkiDokiポイントが貯まって幅広く使用できる
- ETC機能に加えて海外最高1億円、国内最高5,000万円の旅行傷害保険が自動付帯されるので飛行機による出張が多いビジネスマンに適している
- ショッピングガード保険が年間500万円まで付帯されているので会社の備品を購入する際に役立つ
- ゴルフエントリーサービスや国内宿泊オンライン予約、タクシーチケットなどビジネスサポートが充実している
ETCカードとしての機能に加えて、更にJCBゴールド法人カードの特典やサービスが備わっています。
一般のJCB ETC法人カードの場合、旅行傷害保険は付帯されません。
一方でJCB ETC法人カード(ゴールド)であれば海外最高1億円、国内最高5,000万円が付帯されますし、その他の特典も充実している1枚なのです。
旅行時にラウンジは使える?
JCB ETC法人カード(ゴールド)は通常のゴールドカードの機能も併せ持っているので、旅行時に空港のラウンジを無料で使用できます。
所持者だけではなく家族会員も同じように空港ラウンジサービスが利用でき、出発前に有意義なひと時を過ごせるのがメリットです。
国内の主要空港とハワイ・ホノルル国際空港のラウンジが対象となり、どのような流れで利用するのか見ていきましょう。
- お持ちのJCBカードと当日の搭乗券を掲示する
- 同伴の方も同じように搭乗券を掲示する
- ICチェックインサービス対応の空港は搭乗の便名と行先を申告する
- 一部のラウンジでは携帯電話やPCに表示される内容確認画面を掲示する
無線LAN環境が整っているのでノートパソコンを使った作業ができますし、フリードリンクのサービスもあるので便利です。
審査は通りやすい?
JCB ETC法人カード(ゴールド)の審査は、一般的なJCBゴールド法人カードと大きな違いはありません。
- 営業年数が3年間未満の企業経営者や個人事業主
- 数年間に渡って赤字の経営が続いている
- 毎月の収入や収益が安定していない
- オフィスに固定の電話がない(携帯電話番号で登録している)
こういったケースでは審査に落ちる可能性があり、支払いの延滞や多重申し込みなど何かしらの金融事故を起こしている方も要注意です。
しかし、一般カードではなくゴールドカードでも黒字決算が続いていれば、審査に通る確率は高くなります。
「法人でなければ審査に通らない」「個人事業主の場合はNG」とは特に決まっていませんし、厳しい条件が設定されているわけではないのでJCB ETC法人カード(ゴールド)を申し込んでみてください。
評判・口コミ
以下では、JCB ETC法人カード(ゴールド)がどのような口コミの評判を得ているのかまとめてみました。
- 各カードの代金はJCBで一括請求されるので経費を算出するのが簡単で非常に役立っています
- 審査に通るのがそれなりに難しいだけあって、ゴールドカードの様々な特典を得られるのは嬉しいです
- クレジットカードと一体化しているので車内に置きっぱなしにしているとセキュリティで少し不安があります
- オンラインで予約できるチケットレスサービスは出張の際に役立ちますね
- 1万円の年会費を支払わなければならないだけあってサービス内容は充実しています
- JCB ETC法人カード(ゴールド)は一定以上のステータスを持つ法人にピッタリのカードです
メリット・デメリット
JCB ETC法人カード(ゴールド)の申し込みを行う前に、どのようなメリットとデメリットがあるのか確認しておきましょう。
メリット
- ゴールドカードだけではなく高速道路のETC機能も搭載されているので、お財布の中身がスッキリする
- ETC割引によって高速道路の通行料が30%~50%程度割引されるので自動車の利用頻度が多い事業主に適している
- クレジット機能のないETCカードのETCスルーカードであれば無料で複数枚に渡って発行できる
- 一般カードにはない旅行傷害保険が付帯されている(海外旅行は1億円、国内旅行は5,000万円)
- 最高500万円までショッピング保険が付いているので、購入した商品が破損したり盗難に遭ったりしても安心
- 国内の主要空港とハワイ・ホノルル空港のラウンジをいつでも好きなタイミングで無料で利用できる
- 様々なシーンでOkiDokiポイントが貯まるので経費の処理に活躍する
デメリット
- クレジットカードとして使う場合は車両からカードを抜き取らなければならないので面倒
- 一般のJCB ETC法人カードとは違って年会費が10,000円と高めに設定されている
- ゴールドカードとしての機能を持つので審査に通りにくい
個人によっては、「クレジットカードとETCカードを別々に分けたい」と考えます。
一体化しているのはメリットですが、人によってはデメリットにもなり得るのでどのタイプのカードが良いのか考えてみてください。
オススメポイントまとめ
以上のように、JCB ETC法人カード(ゴールド)を1枚持つだけで、ゴールドカードとETCカードの2つの役割を果たしてくれるのがオススメポイントです。
- 現金による経費の支払いが面倒
- 経費の管理をより効率化したい
- 所持するカードの枚数を減らしたい
これらに該当する事業主や経営者にJCB ETC法人カード(ゴールド)は適しており、ステータスにも繋がるので一度申し込んでみましょう。