楽天ビジネスカードは、ありとあらゆるビジネスシーンをサポートしてくれる特別な法人カードです。メリットだけではなく作成する上で押さえておきたいポイントも同時にまとめてみました。
カードのポイント
楽天ビジネスカードは大手の楽天が運営している法人カードで、会社オーナーや個人事業主のビジネスライフをサポートしてくれます。
他の法人カードとは異なり、一般向けのゴールドカードの楽天プレミアムカードに付帯して発行されるのが特徴です。
まずは楽天ビジネスカードの基本情報について見ていきましょう。
カード名 | 楽天ビジネスカード |
---|---|
申込対象者 | 法人または個人事業主 |
入会金 | 無料 |
年会費 | 12,000円 |
限度額 | 最高で300万円 |
支払いサイクル | 毎月末日が締め日で翌月27日の支払い |
旅行損害保険 | 国内旅行・海外旅行ともに最高5,000万円 |
ショッピング保険 | 国内海外ともに300万円 |
住所 | 東京都世田谷区玉川一丁目14番1号 楽天クリムゾンハウス |
金融機関名 | 楽天カード株式会社 |
個人事業主でも作れる?
楽天ビジネスカードは会社を経営している法人だけではなく、個人事業主でも作ることができます。
「インターネットで申し込む」⇒「カード番号を入力する」⇒「お申し込みの内容を入力する」⇒「必要書類が到着する」と簡単です。
- 20歳以上で安定した収入のある法人代表者または個人事業主の方
このように公式サイトでは記載されており、法人口座を所有する法人しか作れない楽天銀行ビジネスデビットカードとは異なります。
ただし、単体で発行できるわけではなく、個人用の上位カードの楽天プレミアムカードを持っていないと作成できません。
- 個人用の楽天プレミアムカード
- ビジネス用の楽天ビジネスカード
上記の2枚がセットになるのが注意点で、入会資格の欄にもしっかりと記載されています。
特典
楽天ビジネスカードを持つことにより、どんな特典を得られるのか詳しく見ていきましょう。
- ポイントプログラムは楽天ポイントとなり、100円の利用につき1ポイントが貯まって楽天市場の買い物で使える
- 通常は年会費399$を支払わなければならないプライオリティ・パスが無料で利用できる
- 高速道路の料金の支払いで重宝するETCカードは1枚目は無料、2枚目は1枚で500円で作成できる(何枚でもOK)
- 旅行傷害保険は国内海外ともに5,000万円が付帯され、動産総合保険(ショッピング保険)は1年間で300万円まで補償
- 期間限定のキャンペーンが頻繁に実施されており、入会で最大6,000円分のポイントが付与される
何よりも100円につき1ポイントの楽天スーパーポイントを貯められるのが大きな特典です。
個人用とビジネス用の2枚持ちとなるため、プライベートでもビジネスでもどんどん貯まっていきます。
- 獲得したポイントに合わせて会員ランクを上げて様々な特典を得られる
- 誕生月にはサービス利用時のポイントの付与が3倍になる
- 楽天トラベルや楽天ブックスで楽天プレミアムカードを使うと還元率が2倍になる
こういった特徴があり、他の法人カードと比較して遥かにポイントが貯まりやすいのは間違いありません。
旅行時にラウンジは使える?
楽天ビジネスカードを作るには必然的に楽天プレミアムカードも作らなければならず、ゴールドカードなので旅行時の無料ラウンジサービスも付帯されています。
プライオリティ・パス(Priority Pass)の年会費は無料で、サービスの概要について簡単にまとめてみました。
- 世界100以上の国と地域で700以上の空港ラウンジを無料で自由に使える
- 世界中のどこへ行っても海外旅行や海外出張が快適になる
- 食事代や飲み物代を浮かせながら出発前の時間を有意義に過ごせる
最もグレードの高いプレステージ会員になることができ、飛行機を利用する機会の多い経営者様や個人事業主にピッタリです。
審査は通りやすい?
豊富な特典が用意されている法人カードでも、「楽天ビジネスカードは審査に通りやすいのか?」と不安を抱える方は少なくありません。
一定の利益を毎月出している法人であればまだしも、開業してから間もない個人事業主が不安になるのは当然です。
結論から言うと、楽天ビジネスカードや楽天プレミアムカードは比較的審査基準が緩い会社として認識されています。
- 一般向けのクレジットカードに関しては余程のことがなければ審査に落ちない
- ゴールドカードクラスの楽天プレミアムカードも審査は緩い
- 毎月安定した収益を残せていれば法人でも個人事業主でも作るのは難しくない
上記のような特徴があり、数多くの法人カードの中でも人気を得ている理由です。
しかし、審査の難易度は低めでも楽天ビジネスカードと楽天プレミアムカードの2段階の審査を受けなければならず、本来の目的の楽天ビジネスカードが作れない可能性もあるので注意してください。
評判・口コミ
楽天ビジネスカードがどんな口コミの評判を得ているのか見ていきましょう。
個人用とビジネス用で貯めたポイントを提携先のポイントプログラムやマイルに交換できるのが良いですね
・私は飛行機を使った出張が多いので空港VIPラウンジを無料で利用できるプライオリティ・パスはありがたいです
・ゴールドカードスペックのクレジットカードを同時に2枚も持てるのが良いと思いました
・審査が緩いだけあってステータス性に関してはそこまで高くはないでしょう
・2枚の利用明細書が毎月届くので会社の経費なのか個人で使ったのか明確にできますよ
・2枚の年会費をトータルで支払っても12,000円なのでそこまで高いわけではありませんね
メリット・デメリット
どの法人カードにも良い点と悪い点の両方があるので、楽天ビジネスカードのメリットとデメリットを同時にチェックしておきましょう。
メリット
- 楽天プレミアムカードに限らず、楽天ビジネスカードの利用でも100円で1ポイントの還元率で楽天スーパーポイントが貯まる
- 買い物重視の人は「楽天市場コース」、空港の利用頻度が多い人は「トラベルコース」、楽天ブックスを利用する人は「エンタメコース」とお好みに応じてポイントが貯まる
- 楽天プレミアムカードと楽天ビジネスカードの2枚持ちにすることで支払い口座を分けて経費処理の簡素化を実現できる
- 楽天ビジネスカードだけに焦点を当てるのであれば、年会費は2,000円なのでコストの負担が少ない
- 国内旅行と海外旅行それぞれ最高で5,000万円の旅行傷害保険が付帯されるので飛行機に乗る機会が多い人に適している
デメリット
- 楽天ビジネスカード単体での申し込みはできず、一般ゴールドカードの楽天プレミアムカードも必要なので面倒臭い
- 本カードの子カードの発行が不可能で、中堅レベル以上の法人にはあまり適していない(社員さんへと配ることができない)
- 選べる国際ブランドはVISAのみで、MasterやJCBを選択することができない
「楽天プレミアムカードの審査には通ったけれど、肝心の楽天ビジネスカードは落ちてしまった」というケースもあるのが最大のデメリットです。
その代わりに、無事に持つことができれば楽天スーパーポイントを賢く貯められますし、買い物や公共料金の支払いなど活用できる場所はたくさんあります。
オススメポイントまとめ
以上のように、楽天ビジネスカードの特典やメリットを中心にまとめてきました。
- 法人でも個人事業主でも社長一人だけでカードを使う
- 経費の利用額が高額になって経理が面倒だと感じている
- 仕事とプライベートの両方でポイントを貯めたい
- 出張で空港を頻繁に利用する
こういった経営者様にオススメなので、楽天ビジネスカードと楽天プレミアムカードの両方を作成してみてください。