UC法人カードは法人専用のクレジットカードですが、中小企業の法人以外にも個人事業主の人が作成できます。このページでは特典やメリット、審査の情報などを細かくまとめているので参考にしてみてください。
カードのポイント
UC法人カードはユーシーカード株式会社が発行している法人カードです。
他のクレジットカードと比べるとあまり聞き慣れないものの、1969年にユニオンクレジットとして設立されているので古い歴史を持っています。
まずはUC法人カードのポイントや特徴について表でまとめてみました。
カード名 | UC法人カード |
---|---|
申込対象者 | 個人事業主や法人 |
入会金 | 0円(オンラインは無料) |
年会費 | 1,250円 |
限度額 | 原則20万円~300万円 |
支払いサイクル | 毎月10日締めの翌月5日引き落とし |
旅行損害保険 | 付帯無し |
ショッピング保険 | 付帯無し |
住所 | 東京都港区台場2ー3ー2 台場フロンティアビル |
金融機関名 | ユーシーカード株式会社 |
個人事業主でも作れる?
UC法人カードは中小規模向けの法人だけではなく、個人事業主でも作ることができます。
- 経費管理の合理化
- 出張や会食
- 交際費や消耗品
クレジットカードを持っているだけでこれらのビジネスシーンをサポートしてくれますし、プライベート用とビジネス用と公私の区別をつける上で欠かせません。
そんな時にUC法人カードが役立ち、簡単に説明するとセゾンカード系なので基本的なスペックは高いのです。
特典
UC法人カードを作成することでどんな特典を得られるのか見ていきましょう。
- 1枚のUC法人カードを持っているだけで99枚までのETCカード(有料道路の通行料金を精算するICカード)を発行できる
- 経費の支払いでポイントが貯まり、ギフトカードやアイテムなど様々なものと交換できる(永久不滅ポイント)
- 24時間365日国内航空券を手配でき、搭乗した分だけ1ヵ月ごとにまとめて精算できるUC-JALオンラインサービスが付帯されている
- カードや小銭を持っていなくてもタクシーの料金の支払いが可能なUCタクシーチケットを利用できる
- 「海外アシスタンスデスク」「UC海外なくしてもホッとライン」「UC福利厚生サービス」などの特典が付帯される
一般のUC法人カードでも付帯されるサービスは多く、更にUCゴールド法人カードを取得すれば特典の幅は広がります。
旅行時にラウンジは使える?
一般のUC法人カードは旅行傷害保険が付帯されず、旅行時にラウンジを使うこともできません。
国内旅行や海外旅行の際のサポートが少なく、デメリットの一つだと考えられます。
しかし、ゴールドカードを取得すれば旅行時のラウンジの使用は可能です。
- 国内の主要空港やハワイホノルル国際空港ラウンジを無料で使える
- ビジネスでもプライベートでも空港での時間をゆっくりと過ごすことができる
- 対象カードと航空券をラウンジの受け付けで掲示するだけでOK
このような特徴があり、まずはUC法人カードを作ってからゴールドカードへの移行を考えてみてはいかがでしょうか。
審査は通りやすい?
- UC法人カードを作るのに法人だと有利なのではないか?
- 個人事業主だと審査に落ちてしまうのではないか?
上記の不安を抱えている方は少なくありません。
しかし、UC法人カードを中心に法人カードのサービスを提供している会社は以前よりも遥かに増えていますし、個人事業主向けに提供して新規顧客の獲得を積極的に行っています。
「自営業1年目でも審査に通った」という口コミは幾らかあり、法人カードだから特別審査が厳しいわけではないので安心です。
とは言え、UC法人カードに限らずクレジットカード会社はなぜ審査に落ちてしまったのか明確な理由を教えてくれません。
- 事業を続けている年数が短かったのか?
- 1年間の利益が足りなかったのか?
- 毎月安定した収益を出せていなかったからなのか?
- 提出した書類に何か不備があったのか?
- 代表となる人物に何かしらの問題があったのか?
こういった情報は一切分かりませんが、個人のクレジットカードで支払いを滞納してしまった経歴がなければ絶対に取得できないとは言えないので安心してください。
評判・口コミ
UC法人カードが法人や個人事業主からどんな口コミの評判を得ているのか見ていきましょう。
- 年会費は1年間で1,250円と比較的安めに設定されていますし、法人カードの中でもUC法人カードは取得しやすいと思います
- 起業1年目の私でも取得できたのでそれなりに月々の収益が安定していればいけますよ
- ETCカードが最大で99枚まで無料で発行できるので車を使用する機会の多い人にUC法人カードはおすすめです
- UC法人カードは最長55日間(約8週間)の支払猶予期間があり、キャッシュフローが良くなる点が気に入っています
- 有効期限が設定されていない永久不滅ポイントは何かと役に立ちます
- 国際ブランドをVISAかMasterCardで選べるので私は前者にしました
- ビジネスの現場で使える多種多様なサービスが多いので忙しい時に重宝しますよ
メリット・デメリット
UC法人カードを作成する前に、どんなメリットやデメリットがあるのか最初に確認しておきましょう。
メリット
- 個人事業主でも発行できるのにも関わらず、ショッピング利用枠が300万円と比較的高めに設定されている
- 仕入れやインターネット広告など様々な支払いを最大55日間(約8週間)まで延長できる
- 毎月末に送られてくる利用明細書は予算を作成する際の参考資料となる
- 国内外の出張をサポートしてくれる「VISAビジネスオファー」や「MasterCardビジネス・アシスト」が用意されている
- 永久に失効されないポイントプログラムの永久不滅ポイントが用意されている(豊富なアイテムと交換できる)
- オンライン上で新規入会することで5,000円分のUCギフトカードが付与される
デメリット
- 海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険が付帯されていないので出張の多い方は不安
- 一般の法人カードではショッピング保険が付帯されていない
- 「UC法人カードだけの特徴」といったものが少ない
旅行傷害保険が付帯されないのが大きなデメリットなので、必要に応じて個人用のクレジットカードで補わなければなりません。
プライベート用とビジネス用でクレジットカードは分けた方が良いですし、法人カードの補償に期待をしないで個人用のカードで補えばOKです。
オススメポイントまとめ
以上のように、UC法人カードは法人カードとしての機能をしっかりと持ちながら、ビジネスのサポートを徹底してくれます。
- ポイントの使い勝手が良くてコスパが非常に高い
- 年会費は1,250円と安く、還元率もしっかりと0.5%がつく
- 申し込みに当たって決算書は不要で個人事業主でもOK
- 利用から支払いまで最長で55日あって有効な資産運用ができる
これがUC法人カードのオススメポイントで、現在ではインターネット上で簡単に申し込めるようになりました。
UC法人カードゴールドを取得すれば、「最高で5,000万円まで海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険が付帯される」「最高300万円までショッピング保険が付帯される」といった魅力があります。
どちらも個人事業主にピッタリなので、クレジットカードの選び方で迷っている方は一度作成してみてください。